洋画を見る時の字幕や吹き替えは、翻訳家の言葉選びで作品の雰囲気が大きく変わります。
物語の中で、自分にも理解できるような難しくない言葉が流れてきた時に、意外な和訳の字幕が選ばれていたりして、驚いた事があります。
翻訳者の趣味の良い訳語選びで、ストーリーが数倍も良くなったり、反対に、期待していたような言葉とは違う雰囲気の訳語で残念に思ったりします。
映像の和訳は、台詞だけでなく、動きや音を含めた全体感を大切にしながら、なるべく元の台詞に忠実な日本語訳を探すという、語学力だけでは足りない芸術的な作業が含まれています。だからこそ、日本語訳の優れた作品は、とても印象に残るものです。
翻訳会社を選ぶ時は、安さだけでなく、依頼する文章の内容によって翻訳会社を決めましょう。英語力の高いバイリンガルやネイティブスピーカーの監修があっても、専門知識がないと解りやすい文章が書けません。
宣伝に利用するただ意味があっていれば良いだけではなく、もっと魅力のあるフレーズに仕上げる為にも、その分野が得意な、よくわかっている翻訳家を選ぶ事が大切です。ビジネス利用なら、絶対に仕事用の文書専門の翻訳家を選び、その中でも更に、専門的な文章に特化しているか調べましょう。
英語力や会話力が高いからといって、文章を書く能力が優れているとも限りませんので、サンプルの文章を仕上げてもらって見極めるのも良いでしょう。