高校転入と編入の違いとは?
家庭の事情や人間関係のトラブルなどで、通っている高校への通学が容易にできない方は少なからずいます。進学したことはいいものの、通い続けることが困難になって辞めてしまったり学校を変えたりすることは実際にあることです。苦労して入った高校を簡単に辞めてしまう前に、勉強を続けられる他の選択肢を知っておきましょう。選択肢は大きく分けて2つあります。高校転入と高校編入です。一見同じように思えますが、厳密には少し違います。
高校転入
高校転入とは、通っている高校を退学せずに別の高校に移ること指します。
転入は、今通っている高校で取得した単位や受けた授業の期間により、どの学年からスタートするかが決まります。単位が足りていれば、今の学年と同じ年次に転入することも可能なので、その場合は同級生より卒業が遅れてしまうといったこともありません。
しかし、転入でも編入でも単位は引き継がれるものの、前年度の単位までしか引き継がれないという場合もあります。学年が変わるときに合わせて転入することが難しい場合は、毎月転入学の受け入れを行っている高校を選ぶと良いでしょう。
高校編入
高校編入とは、今の高校を退学して、新たに別の高校に入学し直すことをいいます。高校編入の場合は、入学先の学校と自分個人とのやりとりになります。学校によっては、以前の高校に書類請求が必要なところもあります。編入は、入学の時に試験や小論文、面接などが行われるところもあるようです。試験がある以上、入学は合否によります。試験がだめな場合は入学ができないので注意が必要です。